更新:神夏長編『愛することのすべて』26歳Daytime

こんにちは、ふじえだです。
最初にお詫びなんですが、神夏の卒業後十年間を描くと銘打ってきたこの『愛すべ』、九年間を描くに変更になりました。
とはいっても一話減るわけではなく、今回更新の26歳をDaytime(夏目視点)とNighttime(神崎視点)に分けたいからです。なので全十話で完結なのは変わりません。

今回は、25歳の千夜ちゃんと二葉ちゃんの手紙のやり取りで、葵ちゃんが哀場君に旅行に誘われるくだりがありましたが、それにまつわるお話です。
※哀場→(←)葵描写があります。苦手な方はご注意ください。
↓詳しいあとがきはずずいっと下にスクロール

 

 

 

 

◎『愛することのすべて』26歳Daytimeあとがき

卒業後神夏の決定的なシーンは沖縄への再訪で、ということも、葵ちゃんと哀場君のことも、確か高校時代の連作短編を書いている頃から決まっていた覚えがあります。
また、このための二葉ちゃんと千夜ちゃんの文通でした。
というように昔からすごくあたためてきた回だったので、本当は実際に沖縄を訪れたかったのですが、うかうかしているうちに世の中が大変なことに(これを書いているのは2020年4月です)。
事態の一刻も早い収束を願うとともに、安心して旅行できるようになったらぜひとも神崎君たちがたどったコースをなぞってみたいと思います。
以下、内容に関わるあとがきを箇条書きでつらつらとやっていきます。

・というわけでガイドブック片手に書きました。
・泊まったところもご飯食べたところも何なら最後に行ったスーパーすら実在してるよ。
・神崎君と夏目は基本的には女の子が好きなので普通に葵ちゃんにときめきます。
・夏目慎太郎は、メールにハートマークをいっぱいつけたり酔って泣いたりする女の子が嫌いだと文句言いながら、結局そういう子とばっかり付き合うタイプだと思う。
・神崎君はLINEでうんこのスタンプとか送ってくるよ。
・葵ちゃんと哀場君をくっつけたのは、聖石矢魔クリスマスイベントの帰り道、哀場君に向けて「ふっきれた」と苦笑する顔がべるzの葵ちゃんで一番といっていいほど好きだから。
・夏目は最初おしぼりで局部を作っていました(東京03のネタ)が女子の前なのでトトロに変えました。おしぼりアートで検索したら一番上に出てきたからトトロ。
・ルートビアはノンアルの炭酸飲料で、見た目は黒ビールかコーラみたいな感じ? サロンパスの味がするけど癖になるらしいです。飲んだことある人感想教えてください。マリブコークが好きなわたしはたぶん好きだと思う。
・沖縄そばとソーキそばとてびちそばは全部違う食べ物らしい。
・神崎兄と夏目は、弟と知り合いだってわかる前は普通に神崎さんって呼んでた。知ってからは零さん。
・わたし、夏目が神崎君のこと「一さん」って呼ぶのすっごく好きなんですよー! 一君じゃないの! 一さんなの!
・美ら海水族館での場面、原作を読み返しながら書いたんですけど、神崎君ほんっとアホでかわいいな!
・日没(4月中旬だと19時前頃)を見ると夕飯が適当になるのは、近辺の飲食店がのきなみ閉まるのが早いからです。件の沖縄そば屋さんは19時閉店。
・水面に映る火柱のような光大好きマンふじえだ(確か前も書いた)
・「お前とは、よく海に来ることになんな」本当にさー! 内陸育ちで海知識ないのでいつも苦しめられています。
・長編を始めた頃から最終的に組に入ることは決めていたんですが、養子縁組は途中からで。お互い危険に身をさらすことになるだろうから、いざという時に家族扱いになった方がいいと思ったんです。
・夏目慎太郎ももちろん最高なんですが、神崎慎太郎もすごくピタッとハマると思いませんか。夏神をディスるつもりは毛頭ないですが、夏目一の語呂の悪さよ。
・「……幸せから逃げるな」で終わっちゃってもよかったんですが、「人間プロポーズされた後にもお惣菜食べたりする」は、すごくわたしの小説らしいな、と思ったので入れました。
・まだDaytimeですからね! Nighttimeはプロットに「NUREBA とても真剣なNUREBA」とだけ書いてあるだけの濡れ場回! 覚悟しろよわたし!
・余談ですが、25歳回のあとがきでアプリのどうぶつの森が執筆の邪魔をする、と書いたんですが、今回最初の方の葵ちゃんとの飲みのシーン、どう森とアイナナ(千さん推しでイベント中だった)をいじりながら書いたら、途中からなぜか神崎君視点にしてしまい、気づいて慌てて修正しました。ほんとゲームしながら小説書くのダメですね!笑

長いあとがきをここまで読んで下さってありがとうございました!!