更新:パティシエパロおがふる『子どもの時間』

こんにちは、ふじえだです。
このブログを書いているのは実は2010年4月10日で、Twitterでちょこちょこ進捗を呟く程度でサイトもpixivもお休みしており、余裕を持って活動を再開するためにストックを書いている段階です。
なのでどのお話をどの順番でアップするかも未定なんですが、とりあえず時系列的にはこのお話はパティシエパロ神夏『Never Too Late』のすぐ後に書きました。
『Never~』は大幅に改訂したとはいえ書き直しなので、今回のおがふるが休止してから初めての新作になります。やっぱり新作書き上げられると嬉しいね!

第3話『ぜろ』からまた一年後、高三の男鹿が東条さん(第一話に登場、古市の勤めるケーキ屋に果物を卸す八百屋さん)に嫉妬するお話です。東古ではない。男鹿視点です。
↓詳しいあとがきはずずいっと下にスクロール




◎『子どもの時間』あとがき

このパティシエパロは2010年にサイトでコピー本を無料配布した時におまけとして添えた(ものすごいサービス精神)ごくごく限定的な作品で、『きみはドルチェ』から続かない予定でした。
キャラ設定も適当で、神崎君にコックコートを着せたかった以外の職業の理由を思い出せない。男鹿だけ男鹿なままなのも、原作で六騎聖が出るか出ないかの頃だったので、まだ男鹿に似合う職業が浮かばなかったんだと思う。
そしてその頃は古市総受けも好きだったので、第一話ではカプ無しなのは誰とでも組み合わせられるようにという理由でした。
けれどいろいろあって神夏とおがふるで続きを書くことになった今、男鹿を男鹿のままにしてくれて、というかおがふるに歳の差を設けてくれてありがとう過去の自分! と思います。なぜならわたしは年下攻めが好きだから! 普段同い年カプしか書けなくて鬱憤が溜まっているから!
パティシエパロのおがふるは年下攻めへのモエでできています。
以下、内容に関するあとがきを箇条書きでつらつらとやっていきます。

・モブの名前はいつも悩みます。ありがちかつ周囲にいない名前で。今回はユミ。もし自分の名前を使ってほしいという方がいたら教えてください(いるのか?)
・学生と大人の恋愛って結局どんな決まりなんでしょう。わたしは大人が頑なに規範を守ろうとしている方がモエるので古市はそうしています。
・ポケGOにハマっていた周囲がドラクエウォークに乗り換えたのですが、男鹿は変なとこ律儀なのでどっちもやり続けるって信じてる。
・今回はパティシエ要素が少なめなんですが、そのぶんいろんなお菓子をちょこちょこ出しました。
・ヌガーグラッセ、美味しいです。メレンゲを泡立てる根性さえあればおうちでも作れるみたい(調べたらネットにたくさんレシピがあった)なのでよかったらトライしてみてください。
・料理は作る人を表すかどうかはわかりませんが、昔どこかで見た『創作物の、食べ物への執着と、人はどれくらいわかり合えるか観は作者を反映している』というのはその通りだと思います。
・男鹿が観たCMはシーブリーズですね。あのキャップを交換する文化、昔はなかった! ベタ好きマンなので、自分が高校生だったらやりたかった。
・自分よりずっと若いアイドル(三次元)を見ると、かっこいいより若い~が先行するのはわたしです。二次元は平気なのにな。
・身内にヒゲダン推しと嵐推しのアラ還がいるので人それぞれだと思います。
・でも古市は年上好きだよね。
・長編『きみはギフト』を読んで下さった方はあれ、と思ったかもしれませんが、第五話で着ていたあの浴衣が再登場です。
・メンズの浴衣いろいろ見たけどやっぱり古市は紺地に銀の帯。
・神夏長編『恋はミルフィーユ!』では神崎君に甚平、短編『バラード』では夏目に浴衣を着せたので、甚平×浴衣が性癖なんだと思います。
・靴擦れのシーン、書いてて辛かった。こういうみじめな気持ちになる描写は数少ない得意なものだと思う。
・相沢さんは中華料理屋(丸メガネで決めたやーつ)、かおるは古本屋。東条さんと同じ商店街の幼なじみです。
・原作のおがふるだと、ふたりには長く深い絆があるので、多少古市が他の人と絡んでいようと男鹿辰巳高みの見物だと思うんですけど、こういう途中から出会うパターンだと男鹿に余裕がなくて東条さんに嫉妬しちゃったりして、新鮮で楽しかったです。
・甘いものは大概好きなわたしですが、あんまり、なものもあって、ベイクドチーズケーキ、焼きプリン、そしてマンゴーもの。
・男鹿が見た夢の描写は今回のイメソン・バックナンバー『高嶺の花子さん』まんまです。いじらしい曲なのでぜひ聴いてみてください。
・河原のシーンは『ハッピーシンセサイザ』を聴きながら書きました。あんまり詳しくないけど、一番好きなボカロ曲。大人になってちょうだいね、ならなくていいよ、のとこ。
・ピクニックに合う甘いものということでフルーツサンドにしました。好き!
・正直ここまで書いたらちゃんと古市が応える話も書かないとな、と思います。いつになるかわかんないけど。

長いあとがきをここまで読んで下さってありがとうございました!!