更新:パティシエパロおがふる『ファースト・ラブ』

こんにちは、ふじえだです。
パティシエパロもついに最終回、第7話です。
2010年『きみはドルチェ』→2011年『Never Too Late』→2020年その他、と十年間の時を跨いでいるせいか、はたまた神夏とおがふるを混ぜこぜで書いているせいか、そんなに長い気がしないんですが、分量的には立派な長編ですね!

第5話『子どもの時間』は男鹿が高三の夏でしたが、今回は高三の冬が舞台です。お願い事を賭けたゲームで負けた古市は、卒業を控えた男鹿と制服コスプレデートをすることになって……というお話です。神崎君と夏目もちょこっと出てくる。古市視点です。
↓詳しいあとがきはずずいっと下にスクロール





◎『ファースト・ラブ』あとがき

パティシエパロおがふるは、普段書けない年下攻めの楽しさを存分に味わうことをモットーにしております。
童顔の年上と制服コスプレデートするお話、商業BLで読んでときめいたなーと思って取り入れてみたんですが、これってただのおがふる(原作)では……? 古市が心を許すハードルを低めたかったんだい。せめてもの抵抗として古市の制服は聖石矢魔にしてみました。でも聖石矢魔は進学校だから、製菓の専門に行く人めちゃくちゃレアっぽいですよね。
以下、内容に関わるあとがきを箇条書きでつらつらとやっていきます。

・男鹿は原作だと百七十八センチだけど、高三になったらもっと伸びると思う。
・わたしの地元では(全国的に?)高級食パンが流行っていて、親が時々おすそ分けしてくれるんですけど、それにきんぴらごぼうや明太子といった和のおかずを載せて食べるのが合うと書いてあって。やってみたら美味しいんですよこれが。
・というわけで検索したらきんぴらを載せるパンケーキもあった。
・タカユキフルイチはみんなでかいから麻痺するけど平均身長より背高いんですよね。モエポイントである。
・女装は、東条さんとかぐらい振り切って似合わないのは大好きなんですけど、似合ってしまうのはあんまりあんまりなんですよね。古市は微妙なラインなのでさせませんでした。
・この世界線の古市は、タメの場合まさか自分から行くとは知らないのである。
・男鹿はアクション系、古市は頭脳系のゲームが得意としていますが、原作だとゲームにおいてはふたりとも何でもできそうですよね。
・twitterで、最近の子はプリクラに全然らくがきをしない、モリモリらくがきをするのはちょっと前の世代だ、というのを見てマジで!? ってなりました。
・ふじえだの時代のプリクラの話ですか? ちょっとしたくないですね。
・男鹿と古市の会話に混ざってくる『あと五秒だよ☆』ってアナウンス、急に夏目慎太郎が割って入ってきた感じありませんか、ちくわ大明神的な。
・神夏中編『恋愛遊戯』でも書きましたが、わたしはぬいぐるみを取ってあげれば彼氏だと思っている節がある。
・『赤い糸』『ABCは続かない』でお分かりの方もいるかもしれませんが、今回のお話はオレンジレンジの『イケナイ太陽』を聴きながら書きました。
・さすがにパティシエパロの神崎君のファーストキスは夏目ではないと思います。原作沿いの『恋すべ』だと夏目だけど。
・長編『きみはギフト』でもそうなんですけど、初お誘いは古市から、が好きみたいです。
・そして男鹿と古市のワッショイは必ず古市が気を失って終わる。体力差。
・読んでる方はわかってたかもしれませんが、男鹿別に遠くに行きません。
・これが東北だったら遠恋確定なんですが(県内でも遠恋が発生するほどの面積の広さ)。
・今回『高校生 社会人 恋愛』で実際に検索してみたところ、十八歳未満は二十二時までに帰さなきゃならないから、第三話『ぜろ』でゲームに熱中して泊まらせた時点でもうアウトだよ古市君。
・今回わりと細かめにプロットを立てて書き進めたんですが、パティシエは考える。~のところのモノローグは、『何かモノローグ』とだけ書いてあります。物書きは考える。それっぽいモノローグを……。

長いあとがきをここまで読んで下さってありがとうございました!!