更新:神夏短編『ベイビーワンスモア』(後編)

神崎君、誕生日おめでとう!
今回アップしたお話の中で神崎君に「オレは傷があってもかっこいい」と言わせているんですが、本当にそうだな! と思います。何度ぶっ飛ばされても立ち上がって最後には勝利を掴む胸熱な神崎君が大好きだー!

というわけで、お祝いに去年の夏目誕で上げた短編『ベイビーワンスモア』の続きを書きました。当初は三部構成だったのですが、書いてるうちにキュッとまとめたくなって前編・後編にしました。今回上げた後編で完結です。
最初から「神夏がくっついて離れてまたくっつくお話」とネタバレしていたこのお話ですが、前編でくっついたので、後編ではのっけから不穏な感じで進みます。誕生日なのにごめんね、神崎君! 最後にはくっつくので安心して下さい。
夏目誕にはまた新しいお話を書く予定です。
↓詳しいあとがきはずずいっと下にスクロール

 

◎『ベイビーワンスモア』あとがき

このお話は入れたい要素が三つあって、
1.乃木坂46の『ごめんねFinger Crossed』という曲
2.原作初期の夏目のゆる敬語
3.東条戦で爆発した校舎から神崎君が夏目をかばう
でした。

1の『ごめんね~』という曲は、『愛し合うそのことが初めてだったから 全てがぎこちなくてキスだって下手過ぎて 緊張しながら何度も抱き合った』という歌い出しが大好きなんですが、その後はふたりの間にだんだん距離ができていって、さよなら君の幸せを祈ってるよ、という歌詞です。
緊張しながら何度も抱き合う神夏が書きたくて、その後心が離れてくのも書きたくて、でもハッピーエンドにしたいのでよりを戻させました。付き合う高1→離れる高2→再び近づく高3とプロットもわりとシンプルでした。

夏目のゆる敬語は難しかったです。もう10年もタメ口でやってきたので慣れなくて違和感がすごかった。前編を読んで下さった方々にも新鮮だと言われました笑

東条戦で神崎君が夏目をかばう、は以前Pixivでそういう素敵な作品を拝見して、神夏仲間の方ともいいよね~! と話したことがあるくらい大好きなシチュだったのでわたしも書きたかったんですが、原作でほぼ無傷の夏目に神崎君たちが「何でだよ!」ってツッコむコマがあるので、どうしても無視できず……結果かばおうとして寸前で転んでしまった、というある意味神崎君らしい感じにしてみました。

文章としては書いたぞ! という気持ちのわりに字数が伸びなくてちょっと短めの話になってしまいましたが、後編の中盤の冷たい神崎君とか特に書いてて楽しくて、やっぱり神夏はいいなあと思いました。
どうしても何年も何作も書いていると、好きで何度も書いてしまうテーマやシチュエーションがあるみたいです。自分でも前に似たようなの書いたな、とは思うんですが、これはこれで楽しくて。こういうのでいいならこれからも続けていけそうな気がします。

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