恋することのすべて

神崎君と夏目の高校生活を、いろんな要素、いろんな角度から描いた連作短編集です。

1.会心の一撃
対騒霊戦で神崎君に王臣紋が現れ、初めての快勝をおさめるまでを、高一から描いたお話です。夏目はそれをずっと見守っていますが、ラブ要素はあまりありません。神夏派でなくとも、神崎君のことが夏目級に好きな方にはぜひ読んで頂きたいです。神崎君は何度負けてもかっこよかったし、いつか来る勝利を信じて待てたんですが、原作であんなに熱く描いてもらえて本当にうれしかったです。4ページ。

2.ロージー
高三、バレーの練習からネトゲ編あたり、神崎君と夏目の関係が恋愛に変わるお話です。神崎君好き、神崎君が大好きな夏目好きの方にぜひ読んで頂きたい甘酸っぱめのテイストです。文章の雰囲気から展開、出てくる観覧車や夜景等のモチーフなど、わたしの大好きなものを散りばめまくっています。何か一本と言われたら名刺のように出したいお話です。4ページ。

3.流れゆく世界のなかで ※R18
高三の沖縄修学旅行あたり、付き合っている神崎君と夏目が、自分と相手の将来を考え始め、関係について悩むお話です。切なめですが、彼らなりにお互いの、そして自棄にならず自分自身の幸せについても真剣に考え答えを出します。修学旅行の夜では珍しくガッツリ! ベッドシーンを書いたので、そのへんも楽しんで頂けると報われます。6ページ。

4.旅立ちと少年 ※R15
連作短編最後、高三の卒業式で神崎君が答辞をすることになるお話です。答辞の内容に悩みながらも、ふたりの頭にあるのは、高校卒業を区切りと決めた恋人関係の終わりが迫ってきていること。恋人同士として、大将と舎弟として、そして不良(ヤンキー)としての二人の生き様を見届けて頂けると嬉しいです。どうしても最後にとベッドシーンを入れてしまったんですが、エロみは薄いです。2ページ。