K/N Short Index

上から順に新しいお話です。☆マークが付いている作品は連作短編です。同じふたりのつもりで書いており、少しエピソードも繋がっていますが、単品でも読めると思います。

ベイビーワンスモア
高一で出会った神崎君と夏目が、くっついて別れ、またくっつくお話です。ネタバレですがそうとしか言い表しようがない。今回初めて原作初期の夏目の口調を意識してみました。全部じゃないですが『~っすねー』とか言います。2ページ。

タイムマシンなんかいらない
高三の秋頃、付き合っている神夏が夏目は過去へ、神崎君は未来へタイムスリップし、その時代のお互いに会って、自分たちの恋愛について今一度考え直すお話です。二次創作によくあるタイムスリップものとはかなり違った感じの挑戦作です。4ページ。

旅立ちと少年 ※R15
連作短編最後、高三の卒業式で神崎君が答辞をすることになるお話です。答辞の内容に悩みながらも、ふたりの頭にあるのは、高校卒業を区切りと決めた恋人関係の終わりが迫ってきていること。恋人同士として、大将と舎弟として、そして不良(ヤンキー)としての二人の生き様を見届けて頂けると嬉しいです。どうしても最後にとベッドシーンを入れてしまったんですが、エロみは薄いです。2ページ。

流れゆく世界のなかで ※R18
高三の沖縄修学旅行あたり、付き合っている神崎君と夏目が、自分と相手の将来を考え始め、関係について悩むお話です。切なめですが、彼らなりにお互いの、そして自棄にならず自分自身の幸せについても真剣に考え答えを出します。修学旅行の夜では珍しくガッツリ! ベッドシーンを書いたので、そのへんも楽しんで頂けると報われます。6ページ。

ロージー
高三、バレーの練習からネトゲ編あたり、神崎君と夏目の関係が恋愛に変わるお話です。神崎君好き、神崎君が大好きな夏目好きの方にぜひ読んで頂きたい甘酸っぱめのテイストです。文章の雰囲気から展開、出てくる観覧車や夜景等のモチーフなど、わたしの大好きなものを散りばめまくっています。何か一本と言われたら名刺のように出したいお話です。4ページ。

会心の一撃
対騒霊戦で神崎君に王臣紋が現れ、初めての快勝をおさめるまでを、高一から描いたお話です。夏目はそれをずっと見守っていますが、ラブ要素はあまりありません。神夏派でなくとも、神崎君のことが夏目級に好きな方にはぜひ読んで頂きたいです。神崎君は何度負けてもかっこよかったし、いつか来る勝利を信じて待てたんですが、原作であんなに熱く描いてもらえて本当にうれしかったです。4ページ。

Sweet Spot
高三修学旅行前くらい、付き合いたての神夏が初めてデートをするお話です。夏目が高一の頃の自分を「とがってた」と称したこと、夏目が普通に勉強ができるらしいことなども絡めています。神崎君視点できゅんきゅんしているお話なので、夏目好き、夏目が大好きな神崎君好きの方にはぜひ読んで頂きたいです。うれし恥ずかしな甘めテイストです。2ページ。

パーティは終わらない(未来・下川→葵)
神崎君の学年が三十歳の節目で、聖石矢魔行き組が同窓会をするお話です。グッドナイト下川視点で、彼がMK5や姫ちゃんなどかつての仲間と再会したり、久しぶりに会う葵ちゃんにドギマギしたりしますが、神 夏 で す。斉藤和義の『ずっと好きだった』という曲を聴きながら書きました。歳を重ねた彼らの変わったところ変わらないところ、ワイワイ感を楽しんで頂けたら幸いです。2ページ。

バラード※R15
高三の夏休み、神夏が花火大会へ行くお話です。出かける前、浴衣を着ようとする夏目に神崎君が盛ってしまったため15禁ですが、エロみは薄いです。確実にお互い恋愛感情があり、実際そういうこともしている神夏が、それでも自分たちの気持ちや関係をもっと正確に表す言葉を探す、というまじめな話ですが、テイストはあくまでポップです。2ページ。

努力賞をください → 一等賞をください
2011年、神崎君のお誕生日祝いとしてアップしたお話です。バブ13、神崎君と姫ちゃんのもとに夏目と城ちゃんがお見舞いに来た日が6/1だったら、という妄想です。神崎君が大好きで態度にも出してるのに相手にされない夏目と、夏目を憎からず思っているものの、誇れる自分になるまで応えたくない神崎君。ゆえにぱっと見、神崎←夏目のベクトルが強めです。

ネバーエンディングウォー
焔王とのネトゲ対決で、姫ちゃんのマンションに泊まり込んだ神夏(付き合ってる)。バブ102の扉絵、神崎君の脚の間に座る夏目にたぎり過ぎて書きました。友達みんなで夜更かしして、お菓子食べ散らかしてゲームするなんていかにも子どもが思い描く夢で、こんなのが続いて明日なんか来なくていいと言う夏目に、反論する神崎君というお話です。

君の犬
城ちゃん視点で、高校卒業後離ればなれになることを決めた神夏を描いたお話です。神崎君の中には、自分ではダメで夏目にしか触れられないところがあると知っている城ちゃんは、一方で、夏目がどうしてもああいう男であることも知っていて、かつそこを憎みきれない。バッドとは思いませんが、決してハッピーエンドではない、切なめのお話です。

外は雨だから ※R15
神崎君と夏目がはじめてそういうことをするお話です。長編『恋はミルフィーユ!』の中で回想として描こうと思ったら長くなってしまい、短編になりました。友達やキスくらいまでなら一緒にい過ぎるくらいいたのに、その先へとなった途端臆病になってもだもだする神夏です。エロいことは始まった瞬間にキラキラ~とフェードアウトしてしまいました。

宇宙ならここにある(幼稚園パロ)
以前コピー本を作った際おまけでパロディ冊子をつけたのですが、その中の一本で『保育士神崎君×幼稚園児夏目』です。もちろんたいへん年齢差があるので、手を出したりはありませんが、夏目の方にはもうすでに何か芽生えている感じはあります。他の石矢魔生もちらほら園児として登場します。クリスマス前、サンタはいるかいないか問題を題材にしたハートフル系です。

冷蔵庫には金麦で
スーツの胸ポケットに拳銃を入れて出て行った神崎君を待ち続ける夏目。テレビのキャスターが君の名前を告げるのを、オレは恐れているのか、それとも待ち過ぎてむしろ期待しているのかーー結末はあなたの目でお確かめください。怒らないでね。

君としたたった一つの恥ずかしいこと
高三の夏休み、入院中の神崎君のもとへお見舞いに来た夏目が、嘘をついて『二十歳の自分へ』という作文を書かせるお話です。その裏には、その前日、夏目の誕生日に届いた一通の手紙が関係していて……。とても書いた時期が古いお話ですが、はじめて神夏でどんなものを書いていくかという、手ごたえを感じた思い出深い話です。